パティシエのなり方

パティシエのなり方 【専門学校の選び方~辻調のメリット】

「パティシエになりたい!って思ったらまずなにをしますか?」

「どんな学校に行きたいですか?」

パティシエになりたいって言ってもいろんな学校や勉強のやり方がありますよね。

悩んでいるあなた必見です!!

パティシエになる方法はいくつかあります。

一つ目は専門学校に行かずに実際にお店で働きながら勉強する方法です。
パティシエには必ずいる資格がありません。なのでやる気があれば修業しながら技術を身につけることができます。

もう一つは、専門学校に行って基本的なことやパティシエに必要な知識や技術を勉強します。独学に比べてスピードは速いですし衛生など座学の授業もあります。

パティシエを目指す仲間、友達もできます。

日本全国にはたくさんの製菓専門学校があります。
私の場合高校卒業後、大阪にあるエコール辻 大阪という学校に進学しました。

辻調ってよく聞くかもしれませんが、辻調にもいろんなコースがあります。
調理や製菓、製菓の中でも1年制や2年制、和菓子、洋菓子、パンなど。

辻製菓専門学校は2年制で洋菓子、和菓子、製パン、衛生など幅広く勉強します。

エコール辻というのは1年制で製菓マスターカレッジは洋菓子メイン、
座学よりとにかく実習が多く、1年間で集中してパティシエに必要な知識、技術を勉強します。洋菓子だけ勉強したい人、短期間で集中して勉強したい人におすすめです。

パティシエの道に進もうと決めてから、いろんな専門学校を調べましたが一年制の学校は他にはあまりありませんでした。

私は洋菓子に興味があったのでそれだけを集中してやりたかったんです。
しかも、はやく現場で働きたかったので1年間で洋菓子だけを集中して勉強できるエコール辻にしました。

実習時間が圧倒的に他のところよりも多いっていうのも決めてになりました。

実習の流れ

実習で作るものは一回先生が一通り講習してくれて、大事なポイントなど細かく教えてくれます。1クラスの人数もそれほど多くはないので質問もしやすく、先生の作業もしっかり見えます。

その講習を元にグループのみんなで工程表を作ります。
誰がなにをするのか、2.3種類のお菓子を作るので、なにを先にやらないといけないか、次はどのパーツを作った方が効率が良いかなど、すごく頭を使います。

最初はほんとに難しかったです。
実際に実習をやってみて、最初はうまくいかないことの方が多かったです。繰り返しやっているうちにだんだん分かるようになってきます。

失敗して、次に生かす!
結局、実際にやってみないとなにも覚えないですよね。

お菓子の作り方を本だけで勉強しても実際やってみないとできるようにならないです。
思っててもその通りにできないこともたくさんあります。

実習を重ねるにつれてだんだん工程表が組めるようになってきます。

今現在パティシエとして働いていて、どれだけ効率よく仕事するかがすごく大事だと思います。

お店だと、2、3種類って訳にはいきません。
オーブン、コンロ、冷凍庫の数も限られてくるので
その中でどれだけロス時間なく仕事を回せるか。

なので、その経験を学生の頃から少しでも身につけられるのはとても良かったです。

フェスティバル

1年間の集大成。
辻調には1年間に1回、フェスティバルというイベントがあります。勉強してきたことを生かして、クラスごとに出し物を話し合って、準備から本番まで全部自分たちで作り上げます。
焼菓子セットを売ったり、カフェをしたり、クラスそれぞれです。
私のクラスはエクレアカフェをしました。
カフェとなると、お客さんを回しながらの作業になるので、単純にお菓子を作ればいいってわけにも行きません。

美味しく食べて欲しいので外の皮はサクッとしていてほしいし、そうなればクリームを詰めるのは注文が入ってからかな。とか、普段の実習とは考えることが違って面白かったです。

試作していく中で友達同士で意見が分かれたり、もめてしまったりで大変な事もあって本番を迎えられるのか心配なときもありました。

当日は一般のお客さんも中に入ることができます。
調理や製パンのクラスもあるので、レストラン、パン屋さん、カフェなどいろいろありものすごく盛り上がっていました。

私もエスカルゴのパイ包みスープを食べました!
パイがサクッとしててエスカルゴの旨味がきいてるクリーミーなスープでかなり美味しかったのを今でも覚えてます。
学生が作ったとは思えないくらい美味しいです!
毎年メニューは変わりますが、全体的に値段も手頃なのでおススメです!

エクレアカフェも大好評でした!
1年間一緒に頑張った仲間と一つのことを成功させることができてとても嬉しかったです。

同じ夢を持った仲間ができるのも、専門学校の強みです。