パティシエの世界

パティシエの技術コンクール【スキルアップの為の体験談】

パティシエは技術職です。
いろんな技術を身に着けたもん勝ちだと私は思います。

どんな技術を身に着けたらいいの?

気になりますよね! 

ここからは、パティシエとしてスキルアップするための技術を少し紹介していきます。

スキルアップの為の技術

普段の仕事に必要な技術
★絞り(ケーキの上の飾り、マカロンなど同じ大きさに絞る)
★ナッペ(ショートケーキの周りをきれいにする)
★パイピング(チョコペンで文字を書く)

普段の仕事に必要なスキルはこんな感じです。
絞り、ナッペなどその職場によって違うと思うので練習が必要です。
パティシエには、基本一日の仕事が終わってから自己練習の時間があります。
この時間は強制ではなくプライベートの時間なので、やるやらないは自由です。
でも、ここでやる人とやらない人とではものすごく差がついてしまいます。
練習してできるようになれば、仕事の中でもやらせてもらえて更にうまくなることができます!
そして、次のことに挑戦させてもらえるかもしれないですよね!
私が実際にパティシエとして働いていて、練習を進んでやるかがすごく大事だと感じています。

さらにレベルの高い技術
★マジパン
★飴細工
★チョコレート細工

ここからはさらにレベルの高い技術について話したいと思います。
★マジパン
マジパンとは、、、パンではありませんよ!
砂糖とアーモンドパウダーをペースト状にしたもので、人形を作ったり細工をすることができるものです。ウエディングケーキの上にのっている人形とか、そんな感じです!

★飴細工
砂糖を煮詰めてそれを引いたり、流したもので細工をします。花を作ったり、いろんなものが作れます。

★チョコレート細工
チョコレートをテンパリング(チョコレートを綺麗に固めるための温度調節)とって、花やケーキの飾りなどが作れます。

技術コンクールについて

国際的に有名なものや国内のコンクールなどいろんなコンクールがあります。
お菓子の味と見た目で審査をするコンクールもあれば、細工物の見た目のみでの審査のコンクールもあります。
持ち込みもコンクールもあれば、審査員の目の前でタイムトライアルのコンクールもあります。
初めてやる人は最初どんなコンクールに挑戦したらいいか分からないと思うのでここで紹介していきます。

持ち込みのコンクール

最初はこの持ち込みのコンクールから始めるのをおすすめします!

内海会ジュニア技術コンクール
25歳以下の人が対象のコンクールです。
飴細工、チョコレート細工の2つから好きな方に出品できます。
毎年テーマが発表されるのでそれに沿って作品を作ります。

私も飴細工、チョコレート細工の最初はこのコンクールから始めました。コンクールの後にいろんなシェフにアドバイスをもらえる時間があるのですごく勉強になりますよ!


ジャパン・ケーキショー
年に一回行われる国内の中では一番多くの作品が集まるコンクールです。
部門もたくさんあり、全国から出品されます。
マジパン部門には専門学生の枠もあり、学校によっては出品できるところもあります。

コンクールの最初はマジパンが始めやすいかなと思います。
出品する前にコンクールを見に行くのもおすすめします。実際に見た方がイメージがつきやすいし、モチベーションも上がると思います。
ジャパンケーキショーは一般の人も見ることのできるコンクールです。
作品の数が多いのでとても楽しいですよ!
カフェスペースもあり、有名シェフのケーキが食べれるのもジャパンケーキショーの魅力です。

実技のコンクール【タイムトライアル】

審査員の前でやる実技のコンクールもあります。
まず、ほとんどが書類審査から始まります。
書類審査で通ったら少ない人数で審査員の前で作品を作ります。
持ち込みのコンクールよりも準備が必要です。

正直、ものすごくたいへんです!(笑)
でも、持ち込みのコンクールにはない緊張感や達成感があり楽しいですよ!
書類審査の結果が出てから、基本1ヵ月前後で本戦が行われます。練習で時間内でできていないと本番でできるわけもないので、この1ヵ月で何回通し練習ができるかがすごく大事だと思います。

タイムトライアルのコンクールにはいろんなものがあります。
中には女性パティシエだけが参加できるものがあったりします。出ることのできるコンクールには参加することをおすすめします!

コンクールをやっていく中で、みんなが一番憧れるコンクール
クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー
国際的に有名なコンクールの一つです。
イメージはパティシエ界のオリンピックです。
2年に一度フランスで開催されます。
【氷細工】【飴細工】【チョコレート細工】1チーム3人ペアで戦います。

【職人】であるパティシエにとって技術を磨き続けることはとても大切です。
身に着けたスキルを発揮する場としてコンクールがあります。
優勝者には高い名誉が与えらえ、キャリアアップや自分のお店を持つときなどに大きな武器になります。
コンクールに力を入れている職場とそうでない職場があるので、挑戦したい人はそういう職場に行くことをおすすめします。教えてくれる人がいたり、環境はとても大切だと思います!