パティシエの世界

パティシエの就職先の選び方【ケーキ屋・ホテル・レストランの違い】

パティシエってケーキを作る人だよね?
どういった場所で働いているんだろう??

パティシエとして働く場所はたくさんあります!

・ケーキ屋さん
・ホテル
・レストラン
・カフェ
・ウェディング

お菓子を作ることに変わりはありません。でも、それぞれにデメリットメリットがあると思います。全部の場所に当てはまりはしないと思うけど、少し紹介していきます。

働く場所によっての特色

ケーキ屋(個人店)
個人店のケーキ屋さんは朝が早くて夜も遅いところが多いです。休みは月6くらいのところが多い気がします。
給料もそんなによくはないので大変ですが、すべてのお菓子をそのお店で作ることが多いのでパティシエの仕事を覚えるには一番いいと思います。

ホテル
個人店に比べて労働時間は短くて、休みも月8以上はあります。給料も個人店よりもいいと思います。でも、ホテルのように大きいところになってくるとすべてのお菓子をそこで作ることは厳しくなってくるので、他のところから買ったり、途中までできているものを買って仕上げをしたりすることがあります。なので、将来自分のお店を持ちたい人やお菓子の勉強をしたい人は最初はホテルじゃない方がいいかなと思います。

レストラン
ケーキ屋では作ることのない皿盛りデザートを作りたくてレストランに行く人も多いと思います。コース料理の最後に出すデザートです。お客様のタイミングに合わせて作ったり、料理人とのコミュニケーションも大切です。
しかし、パティシエの出番は一番最後なので、仕事が終わるのはかなり遅い時間になります。

簡単に紹介しましたがどうでしたか?

結構現実的なことも書きましたが、全部のところがそうだということもないので参考までにしてください。

パティシエの私が思うこと

パティシエになってよかったですか?
パティシエになってよかったと思います。
やりたい仕事なので、朝起きて仕事に行きたくないな~と思うことがそんなにないですね。
好きなことを仕事にしてる人はそんなに多くはないと思うからその面では幸せなのかなって思います。
楽しそうでいいですね!
でも、パティシエの離職率はかなり高いですよ!
私の周りでも(同じ専門学校だった人たち)半分くらいの人がもうパティシエを辞めてしまってます。
それはなんでですか?
業界的に上下関係が厳しかったり、体力がいるからですかね。あとは大変な割に給料が低いのが原因だと思います。やりがいのある仕事で楽しいけど、それなりに覚悟も必要です。

パティシエの働き方は他の職種と少し変わっています。
ずっと同じお店にいることは少なく、職場をどんどん変えて勉強していきます。
そのお店によって変わりますが、だいたい自分の持ち場が決まっています。
例えば、焼菓子の担当の人、生菓子を仕込む人、などです。その持ち場を全部担当したら、そのお店で学べることを全部吸収したことになるので、次のお店に行く。みたいな感じです。
もちろん同じところでずっと働いている人もいます。そのまま実力が認められてスーシェフとかになる人もいます。

シェフや責任者採用の求人などは経験5年以上とかになるのでそれまではたくさん勉強するのがよさそうです。

休日に他のパティスリーに食べ歩きに行くのも勉強になります!
何人かで行くことをおすすめします!一人だといろんなケーキを食べたくてもお金もかかるし、おなかいっぱいになってしまうので友達とシェアしながら何か所かを巡るのがおすすめです!

今のお店で学んでいること

私が働いているところはホテルやレストランではなくケーキ屋です。
主に生菓子(ケーキ)焼き菓子(クッキー、パウンドケーキ等)マカロンを作っています。
一日の仕事の流れは、まず朝一でその日お店で売るためのケーキの仕上げをします。
グラッサージュ(ケーキの周りにかかっているツヤツヤしたもの)をかけたり、チョコレートやフルーツを飾ったり、ナッペ(ショートケーキの周りをきれいにする作業)をしたりします。

この時、お客さんのことを考えてきれいに丁寧に仕上げをします。
自分がこのケーキを食べたいか、もらったら嬉しいか、を意識します。

仕上げが終わると、仕込みをします。在庫にあわせて、少なくなってきたものを作ります。
一回の仕込みで結構な量を仕込むので、混ぜたりするのが力仕事の時もあります。
お菓子は少しでも計量ミスをしてしまうと失敗してしまうデリケートなものです。仕込み量が多い分、ミスしてしまうと材料が無駄になってしまうので計量はものすごく注意しながらやります。作った焼き菓子などは機械ではなく自分たちで包装しています。

仕込みの時や普段の仕事で気を付けていることは、綺麗に作業することです。結構大事なことで、きれいに作業できれば材料を無駄にしないし、厨房によっては作業がお客さんから見えるところもあります。

今のお店では発注も担当していて仕込むメニューに合わせて材料を発注したり、仕事内容を決めたり、とても勉強になっています。